セッションとプログラム

好奇心の種をまく単発セッション

CHIHOBIRDのアートセッションは、アーティストとしての経験と、長年にわたるアート教育の実践をもとに、一つひとつ丁寧に設計しています。

制作に自信のない方でも気軽に参加できるような内容を心がけていますが、単に「楽しかった」で終わる体験ではありません。

観察する力や新しい視点、試行錯誤する楽しさを育み、日常の見え方が少し変わるようなきっかけになることを目指して、それぞれの活動をデザインしています。

自然素材を使って絵を描くセッションの風景

アートセッション例

水彩抽象画

目的

水彩絵の具ならではの予測不能な動きを体験することで、すぐに答えを出そうとしたり、思い通りにコントロールしようとするのではなく、変化を受け止め、そのまま見守る姿勢を育みます。

アプローチ

様々な方法でランダムな線を描き、水をたっぷり含んだ絵の具で着色します。絵の具が自然に流れ広がる様子を生かしながら、画面を仕上げます。

所要時間

1時間

-------------------------------------------------------------------------

目的

普段、何気なく購入し使用しているものを自分で作ることで、身の回りのものを見る視点が変わり、創意工夫する力や好奇心を育みます。

アプローチ

廃材や道で拾ったもの、植物や食べ物などを使い絵具や筆などを作り絵を描きます。

所要時間

1時間

身の回りのものから絵の道具を作る

-----------------------------------------------------------------------------------

目的

色が塗られた紙を切り貼りして制作するため、絵具が濁る心配がなく、色を自由に組み合わせて試すことができます。普段は選ばない色や配色にも挑戦し、予想外の組み合わせを楽しみながら、色彩への感性や柔軟な発想を育みます。

アプローチ

色が塗られた紙や、雑誌や写真から、自分の作品に必要な色を切り取り組み合わせ形を作ります。

所要時間

1時間

ペーパーコラージュ

---------------------------------------------------------------------------

CHIHOBIRDのアートプロジェクトは、「再生」をテーマに、学校や病院、NPO、地域コミュニティなどと協働しながら、一つひとつ丁寧に設計しています。

「再生」には、見えにくくなってしまった好奇心や自信、人とのつながりを再び見つけ出すこと、そしてリサイクルや素材に新たな価値を与えることなど、さまざまな意味が込められています。

決められたプログラムを提供するのではなく、それぞれの組織や参加者が抱える課題や目的に合わせて内容を設計し、ともにプロジェクトをつくり上げていきます。

観察し、試し、対話を重ねるプロセスを通して、アートを人と人、人と社会をつなぐきっかけとし、小さな変化が時間をかけて育っていくことを大切にしています。

ネパールの小さな村の学校でのセッション風景

再生プロジェクト

コミュニティと取り組むプロジェクト

2026年

PCC主催のケアギバー向けイベント「Survivor Connect」にて アートセッションを担当しました。日々のケアによって少しずつ心身に緊張や疲れを抱えた方々が、指先の感覚を大切にした制作を通して、心と身体をゆるやかに再生できるよう設計したプログラムです。また、一人で作品を完成させるのではなく共同制作とすることで、自分の行為が自然と他者や社会につながり、その一端を担っていることを感じられる時間を目指しました。

Parkway Cancer Centre

(パークウェイがんセンター)

ケアギバーのためのアートセッション

2025年ー2026年

SAMHが主催する、ウェルビーイング、サステナビリティ、メンタルヘルス、そして日本とシンガポールの文化交流をテーマとした約1年半にわたるプロジェクト(2025年〜)において、10種類のアートセッションの設計・実施、およびボランティアスタッフの育成を担当しました。

ガーデンズバイザウェイ、シンガポール早稲田渋谷シンガポール校など国内の様々な場所でセッションを実施し、SAMHの関係者と地域の人々がアートを通して出会い、互いを知り、新たなつながりが生まれる場を育みました。

SAMH

(シンガポールアートアンドメンタルヘルス)

「プロジェクト再生」